飼育員になりたくて、高校生や社会人の方は動物関連の大学か短大か専門学校に行こうか、中学生の方は農林高校に行こうか等悩むことがあるかと思います。
結論から言ってしまえば、動物のことを専門に学べる学校に行かなくても飼育員になれます。
ただ、そういった学校へ行った人に比べて、就活は不利です。
というのも、動物関係の学校にしか出さない求人があったり、畜産関係の学校卒でないと応募すらできない求人があるからです。
では、動物の学校に行っていなくても飼育員として働くにはどうしたらいいのでしょうか?
一般に出回る飼育員の求人の多くは、学歴が不問や高卒以上であることが多いです。
また、動物園の中には自社のホームページでしか求人を載せないところがあります。そういった求人を地道に見つけて応募していくことになります。
ただ、やっぱり動物の勉強をしてきた人に比べて不利なことは確かなので、ちょっとしたコツを教えます。
コツその①資格取得+自分の専門分野を武器に戦え!
独学で動物について勉強しているよ!という人もいるとは思いますが、まずは以下の2つの資格をとってみましょう。
☆愛玩動物飼養管理士
これを持っていれば学校へ行ってなくても、動物のことを勉強した証明になります。また、全ての動物取扱責任者になることができます。18歳以上で受けられるので、進路に迷ったときに受けてみるのもいいと思います。
☆学芸員資格
博物館等で学芸員として働く時必要な資格です。学芸員課程のある大学で必要な単位を履修すれば取得できます。
この2つの資格は持っているからと言って有利になるわけではなく、最低限持っていたい資格です。
この2つの資格に自分の専門分野をプラスすると、飼育員として採用される可能性が高まります。というのも、動物のことを学校で学んできた人たちは、動物が専門で他の分野の勉強はしていないことが多いからです。他の分野を専門に学んできたあなたは動物専門で学んできた人とは違う視点を持っているため、動物専門の人たちが気づかないことに気づいたり、企画などで斬新な案を出すことができると思います。
なので、志望動機等で自分の専門分野がいかに飼育の仕事に役立てられるかがうまくアピールできれば、採用される可能性がぐんと高まると思います。
コツその②人脈を武器に戦え!
動物園ではいろいろなイベントが開催されていたり、ボランティアを募集していたりすることがあります。そういったものに積極的に参加し、動物園のスタッフと知り合いになってしまいましょう♪ボランティアに参加する場合は普段からさりげなく自分の特技などをPRしておきましょう。そうすれば、欠員が出たときこそっと教えてくれることもあります。
この2つのコツを駆使して、飼育員になれる確率を高めましょう!
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