あなたの「動物好き」が動物嫌いを増やすかも!?その理由は?

このブログを見ている方はおそらく、動物が好きで動物に関わる仕事に就きたいと思っている方だと思います。
なので、動物が嫌いな人は性格が悪いと思ってしまう方もいると思います。
でも、動物好きな私たちが動物嫌いな人を増やしていることもあるのです。
それはどんなことでしょうか?

動物好きな人は、気づかずに周りの人に迷惑をかけていることがあります。
それがきっかけで動物が嫌いになってしまう人もいるのです。

■迷惑行為をする動物好きのタイプとは?

迷惑行為をする動物好きは、
・直接的に動物嫌いを増やすタイプ
・間接的に動物嫌いを増やすタイプ
があります。

直接的に動物嫌いを増やすタイプは、
根拠がないけど自信がある「自信過剰派」
です。
自信過剰派は、
「うちの◯◯ちゃんはおとなしいから、誰がさわっても大丈夫」
「うちの◯◯ちゃんは放し飼いにしても絶対に逃げないから大丈夫」
など、根拠のない自信を持っている方です。
自分のペットを溺愛している方によく見られます。
このタイプは自分のペットで他人をケガさせたり、動物を脱走させたり等、一度の失敗が事故につながるダイレクトな迷惑行為をします。
事故にまきこまれた人は心にも傷を負います。
動物嫌いな人を一気に増やすのではなく、直接事故に巻き込んだ人だけを動物嫌い・苦手にするタイプです。

間接的に動物嫌いを増やすタイプは
①自分さえよければ人なんか気にしない「自分本位派」
②動物を中心に考えすぎて周りの人のことを考えられない「感情派」
の2つがあります。

自分本位派
「かわいいから庭に小鳥を呼びたい!」
「住宅街だけど、お庭でいろいろな動物を飼いたい」
などです。
自分の家に野生動物が来てくれたり、いろいろなペットを飼うことは楽しいですね。
でも、周りの人のことを考えたことはありますか?
例えば庭に小鳥を呼ぶことで、たくさんの鳥が集まります。そして、フンをしたり、鳴き声がうるさかったり、庭に植えてある野菜や果物を食べてしまうことがあります。
自分の家だけだったらいいですが、隣近所の家も同じような状況になる可能性が高いです。
「近所の人もかわいい小鳥がいっぱい見られるからいいじゃん」
と思うかもしれないですが、そう思う方は少数派だと思った方がいいでしょう。
はじめのうちは近所の方もかわいいと思うかもしれませんが数が増えると、被害の方が気になるものです。
住宅街にある家のお庭でいろいろな動物を飼育するのも同じです。掃除をしっかりしないと、悪臭の原因になったり、こぼれた餌に寄ってくる野生動物や害虫が増えてしまいます。また鳴き声をあげる動物は鳴き声もうるさいと思う人もいると思います。
はじめはあなたがとった行動が珍しく、興味を持ってくれるかもしれませんが、被害がでてきたら、その動物が嫌いになってしまう人もいます。
自分がやってみたい!と思ったら、後先を考えずに行動する計画性がない人に多く見られるタイプです。

感情派
「野良猫がかわいそう。うちでは飼えないけどせめてごはんだけでも・・」
「冬場エサがなくてかわいそうだから、野生動物にエサをあげよう。」
「猫が外に行きたがっている。室内ばかりもかわいそうだし、外に自由に行かせてあげよう!」
など、主に「動物がかわいそう」という気持ちからきているものです。動物のためによかれと思ってやっていることが、逆にかわいそうな動物を増やしたり、周りの人に迷惑をかけるのです。
例えば、野良猫にエサをあげると、はじめは1匹でも次第に猫の数が増えていきます。
避妊や去勢をしていなかったら、子供を産み、さらに数が増えます。
また、猫が自由に外に行けることは猫にとって幸せだと思うかもしれませんが、外に行くことで病気をもらってきたり、事故に遭う確率も増えます。
エサをやったり、放し飼いにすると、気づかないうちに近所の家の庭を荒らしたり、トイレにしたりして迷惑をかけているのです。
そして、被害にあった周りの人が動物嫌いになっていきます。
かわいそうだと思って始めたことが、さらにかわいそうな動物を増やしていることに気づいていません。

心優しく、社会生活をしていく上でストレスを抱え込みやすい方が多いです。
人より動物が好きなタイプです。

■自分が動物嫌いを増やしてしまったことが分かる方法

今までの自分と動物、そして周りの人との関わりあい方を考えてみてください。
自信過剰派は事故が起こるとすぐに自分が他人に迷惑をかけてしまったと分かりますが、他のタイプはなかなか分からないものです。

まず、自分の近所を見渡してみてください。
もし、自分の飼育している動物や自分が呼んだ動物の被害防止グッズが近所の家に置いてあったら、その家の人は被害にあっていて
動物嫌いもしくは嫌いになってしまった人です。
元々動物嫌いな人の家はその動物の姿を見るだけでも嫌なので、見かけるだけですぐに家の周りに被害防止グッズをたくさん置きます。
動物嫌いになってしまった人の家は、はじめのうちは何もしていませんが、次第に被害防止グッズが増えていきます。
もし、動物嫌いになってしまった人の家を見つけた場合、自分の動物との関わりあい方を考え直した方がよいでしょう。

自分がしてしまったことに目をつぶりたいって?
あなたがこれから飼育員になろうと思っているならば、現実を直視しましょう。
なぜなら飼育員は動物園に来たお客様に動物のことを知ってもらい、動物好き(ファン)を増やしていかないといけないからです。
本当に動物が好きならば、動物の嫌い・苦手な人の気持ちも理解できるようになれるといいですね。

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