今まで何度か指定管理者制度について書いてきましたが、今回は、指定管理者制度を取り入れている施設で働くことのメリット、デメリットを探ってみたいと思います。
☆指定管理者制度を取り入れている施設で働くことのメリット
・何年かごとに運営主体が代わるが、大企業や地元の有名企業が選ばれる可能性が高い
→大企業や有名企業で働くことができる
→福利厚生や労働基準がしっかりしていることが多い
→指定管理者満了時に社内募集があり、採用されれば、その会社で継続して働くことができる
☆指定管理者施設で働くことのデメリット
・いくら大企業や有名企業が指定管理者になったとしても施設の指定管理期間が決まっている
→次の指定管理者が大企業や有名企業とは限らない
→雇用が不安定
ずっと同じ施設で働きたいならば、いつまでも期間に定めのない「正社員」にはなれない運営主体が何度も変わるため、期間に定めがある「正社員」になることはできます。
→その施設の経営陣になれない
経営陣は指定管理者に選ばれた会社で、その施設の指定管理者になる以前から働いていた人がなります。長年その施設で働いていて、何度指定管理者が変わっても、その施設の経営陣になることはできません(現場の管理職にはなれることはあります)
☆指定管理者制度を取り入れている施設で働くことが向いている人
・大手・有名企業志向の人
誰もが知っている企業で働きたいと思っている人にはオススメです。
・いろいろな経営陣の下で働いてみたい人
・自分のキャリアをリセットしたい人
・雇用形態を気にしない人
・転勤を望まない人
・昇進を望まない人
・その施設で働くことは腰掛けだと思っている人
☆指定管理者制度を取り入れている施設で働くことが向かない人
・ローンを組みたいと思っている人
家や車を買いたいからローンが組みたい。そう思っているなら、あまりにも指定管理期間が短い指定管理者施設で働かない方がいいです。何度も運営主体が変わっている場合、何度も短期間で転職しているとみなされてローンが組めないことがあります。また、非正規雇用であることも要因のひとつです。
・絶対に正社員がいい人
・昇進したい人
就職・転職活動中の人は指定管理者制度を取り入れている施設で働くことが将来的に自分に合っているかどうか考えてみるといいかと思います。
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